昨日はオンラインで都内の保育園連合会様にて
園長、主任研修をやらせて頂きました。
去年は会場で実施しました。
今年はオンラインです。
テーマは人材育成で2時間でした。
保育園は教育の仕事ですから人材育成はできている
のではないかと思われがちですが、課題としている
保育園は多いです。
しかし保育士さんは教育に対するリテラシーが高いことから
やり方が分かると実行のスピードが速く、変化が速いです。
ちょっとしたコツさえわかれば変わっていくのです。
保育園での課題は以下となります。
・なかなか人を採用できない
・離職率が高い
・休憩が取れず、長時間労働になりがち
・若い職員への教え方に悩む
・法人の理念が共有されていない
・指示待ちでトップダウンになっている
・仕事とプライベートのバランスが上手く取れない
・職員間のコミュニケーション不全
・保育の仕事に誇りを持っているか疑問
保育園と動物病院で共通している点も多いのではないでしょうか。
2つの業界で課題感が強いのは人材育成です。
昨日は昨年お伝えした組織作りと人材育成の内容に加えて
新たに『予祝』についてお伝えしました。
予祝とは
夢が叶っているところを前もって喜び、
先にお祝いをすることで、実現を引き寄せるという
日本人が昔からやっている夢の叶え方
です。
良い組織を築く方程式として以下の話をしました。
心 × 行動 =未来
心とは心の状態、在り方のことです。
行動とはやり方、手段、方法のことです。
未来とは結果のことです。
心の状態はプラスとマイナスの2つがありますが、
プラスの状態で行動するかマイナスの状態で行動するかで
結果が変わってくるということです。
世の中にはやり方についての情報はたくさんありますが、
やり方を知ることは大事ですが心の状態の方が重要です。
心をプラスの状態にするには予祝は最適なのです。
物事の解釈や心の状態を整えないと良い成果は出ないのです。
私は今まで支援させて頂いて良い組織へと変わっていった
事例としてホテル、保育園、動物病院の3つのbefore-after
を説明しました、
退職者続出だったホテルが1年で退職者が0になり、
旅行サイトの評価が上がったり、アワードを受賞するように
なった話
園長、主任の育成に悩んでいた保育園が自分たちで
園長へのキャリアアップの基準を完成させた話
スタッフ数7人の動物病院がスタッフの定着率が良くなり、
院内に人を育てる風土が芽生え、徐々に規模が拡大していって
30人にまで増えた話
というように3つの事例をお伝えしました。
3つの事例は業種は違えど同じプロセスを経て
組織が良くなっています。
基本は同じですが、それぞれの業界ごと
そして同じ業界でも会社ごとに状況は異なるので
進め方は変えていきます。
よくありがちなのは予めやること(カリキュラム)が決まっていて
その通りに進めるコンサルタントですが、これは
良い面と悪い面があります。
良い面としては先々の予定として何をやるかが見えること
悪い面としては会社ごとに課題や状況が異なるのに
カリキュラム通りに進めるため臨機応変な対応ができないということ
私は最初の数ヶ月はやることがおおよそ決まっていますが、
訪問した際に起きている問題を判断してその時に最適なことを
やるようにしています。
事前に準備していってもそれはやらないことも多々あります。
人を育てる、組織を作るというのは予定通りにいかないことは
当たり前という前提のもと、原理原則をふまえて着実に進めていく
ことが大事ですね。